テレビ放映されたとき唯一の見せ場であるトカゲ型エイリアンのシーンがカットされていて特撮マニアを怒り奮闘させた話は有名だが、私の場合はまったく逆のパターンだった。テレビ放映をみた後、同じ映画と知らずにパッケージにつられてみてしまったのだ。

高校生当時、レンタル屋にレンタル代（実際はかりてないのに）８００円とダビング代１０００円をはらってビデオを入手しての視聴となった。実際みて「なんだ、あのときの映画じゃねーか！」とがっくり。まあトカゲ型エイリアンのシーンがどうしてもみたくて１８００円だしたのだからそのへんは許すとしよう。

デビット・アレンのトカゲ型エイリアンの人形アニメが当時高校生の俺の心に焼きついた。そして２０年たった現在、ふたたびレンタル落ちビデオを購入。内容のつまらなさはどうあれ私にとっては特別な一本。

あのときはらった１８００円の痛さもわすれない。（２００３.１０.１７）