この時期に量産されたCG怪物もののなかでは質的に上位に位置する作品であろう。実際にモンスタースーツが製作されていて出来もよい。惨殺シーンなんかも結構サービス精神がある。
実際のスーツと組み合わせてCGがつかわれているためあまり気にはならないがCGシーンでの怪物の動きが巨体のわりに重量感がなく軽くみえてなんだか安っぽい。
モンスターにもいまひとつ個性がたりないようだ。映画としてもマニア受けするようなゲテモノ感もない。印象的にかなり地味な作品。(2003.12.5)